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三審制

2013.09.17

 柏の弁護士の山田智明です。
 日本の裁判は、三審制といわれています。確かに、訴訟手続法の上では、三審制がとられています。
 しかし、一般的に、上訴して逆転判決を得ることは難しいのが実情です。特に、上告(二審判決に対する不服申立て)によって結論が変わる割合は、ほぼ皆無と言われています。控訴(一審判決に対する不服申立て)の場合も、逆転判決は、2割以下というのが実情です。

 審理についても、一審がもっとも充実した審理(一般的な争いのある事案では、1ヶ月に1回程度の審理で、1年程度)が行われるのに対し、控訴審は1回で結審するのが大半で、上告審は、書面審理であり、通常は口頭弁論は開かれません。

 また、上告をする場合の上告理由は、基本的には、憲法違反や判例違反という法律問題に限られているため、事実認定の不当性については、原則として、取り上げてもらえません。

 以上のとおり、裁判では、一審の段階で、良い結果を得るのが重要であり、控訴審、上告審となるに従い、結論を覆すハードルは高くなります。

 最高裁に上告・上告受理申立ての手続きをした弁護士は多くいますが、最高裁で弁論を行った経験のある弁護士は、あまりいないのが実情です。

投稿者:柏第一法律事務所

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